本日は、当会の定期交流会でした。
今回の主なテーマは、『親子の関係』…
日々、介護をとおしての(または、現在は介護が必要な状況とまではいかなくても)親子関係、そしてそれにまつわるきょうだいとの関係(しがらみ?)に悩むシングルケアラー…
毎日毎日、同居する親との喧嘩…
気持ちに余裕がないせいか?本当に些細なことで言い争いをしてしまったり、病気を心配する子の気持ちと「自分は介護されるようなレベルじゃない!」と言い張る(言い張りたい?)親の気持ち…とか。
難しいです…(悩)
そして、他のきょうだいに対する自分が主介護者であったり親のこと含め実家に残り家の面倒をみているというプライド、はたまたきょうだいにもきょうだいの立場や実質的にそうなってしまったけれども心の奥にみえる長子としてのプライド…etc
話しの中で、メンバーの、
『親にとって複数子どもがいると、やっぱりどの子がどうで~ってのがある。子どもの使い分け(笑)。例えば長男・長女はいつまでも長男・長女だし、末っ子はいつまでも末っ子だし・・・例え、今はその末っ子が自分の面倒みてても!そして、それって、たぶんにきょうだい(子ども)にとっても、そうなんじゃないかな…なんというか、家庭の中にはその家族の歴史の中でポジションがあるから。』
う~ん…なるほど!
そして…
『でもやっぱり…、人って一番言いやすい相手に言ってしまうんだよね。きっと。…だから、良い様に考えればそれだけ親も自分には言いやすいし、甘えたいんじゃない?そもそも甘えてもいいと思ってる。勝手に!(笑)そして、それは遠方に住む他の子どもたちではなくて、あくまで家(実家)に今一緒に住んでる子(私たち)なんだよ。別に住む子たちは、もう親からしてみれば微妙に「よその人」なのかも…』
…ふむふむ。
なんか、納得~
確かに、喧嘩するってことは、それだけお互いに関わりをもってるからなのです。
相手のことを想い、相手に期待もする…お互いに。
親が自分の忠告を素直に受け入れてくれず苛立ったりはがゆくもなりますが、遠方に住むきょうだいのことを羨ましく、また時に嫉妬心まで抱いてしまいますが、私たちケアラーは…心の奥深いところでそれでも親から求められ、甘えられるような存在であり、また私たちもどんなに腹が立っても、もう今さら本気でこの親たちを見捨てることなんてできない…
たぶんに、私たち親子はお互いに、日々の(同居)暮らしの中で、言わなくても通じ合うぐらいの信頼関係や強い絆で結ばれているのでしょう。
そして、それは私たち(親子)にしかわからないし、他のきょうだいたちにそれを超えることはできない。
いくら、たま~に帰省してきたときに、親が一生懸命いい顔して見せたってね!
だって、おそらくそれは親も親でがんばって気を遣っている結果ですから。
…と、思いたいな~(笑)
実際に、家(実家)で看てる方としてはね。
ざっくりですが、今回はこんな話を中心に…
充実した時間でした。
私は本当に個人的に心が軽くなって、これから家に帰ったら親に優しくしよう~とか、思ったものです。
私は、親からきょうだいの中で選ばれたのですから~単純(笑)
でも、こうした仲間の一言で本当に心が洗われて、救われて、その日家を出る直前まで親と喧嘩して苛立っていた気持ちが落ち着いて、ス~っと冷静になれるのです。
メンバー語録・・・すばらしい特効薬!です。
そして、今回も二回目のご参加の方が来てくださいました。
『この間は勇気を出して参加して本当によかったし、今日もまた来ようと思ってました!』と言って頂き、我々も嬉しかったです。
『こういう活動は、「細く長く!」…派手じゃなくてもいいから、必要とする方が必要な時にいつでもさっと来れるように、続けることが大事よね~』と、メンバー。
…うんうん、本当に!
細く長く…
この場所を大事にしていきましょう。
私たちなりに…