今年度、最後の定期交流会を開催しました。
コロナ禍ではいろいろと制限がありましたが、場所をお借りした出島交流会館の利用制限等も今月から緩和され、久しぶりにオープン!な開催となりました。
また、市民活動センターランタナなど長崎市内5か所の情報ラックへ、全国介護者支援団体連合会発行の「ケアラー新聞9号」を配架しています。(9号の配架は4月1日~31日です)
今回は、当会から2名寄稿しております。
ぜひ、ご一読ください。
では、今回の主な内容です。
(話題をいくつか抜粋)
・家族との想い出
・遺された大切なメッセージを形に。(ステキな作品をご紹介頂きました!)
・かかりつけ医とのこと(かかりつけ医を変えるって結構なエネルギーがいる・・・かも。ケアマネジャー、介護サービスしかり・・・)
・主治医との関わり方やコミュニケーション(どんな先生だと安心?)
・介護は大変・・・だけど、やりがいもある。
・認知症の症状との関わり方(すごくステキな捉え方のアイデアを頂きました!)
・要介護者との生活エピソードあれこれ(腹も立つけど、どこかやっぱり愛おしい不思議な感情・・・どっちもあるのかもです。)
・ついふさぎがちになってしまう介護者の心理(周囲のひとが、ただ幸せそうに見えちゃうこともありますよね・・・。)
・お世話しているのは私(子)でも、親って子どものことがやっぱりいくつになっても心配らしい。
・元気なのは嬉しいけど活発すぎるといろいろ心配。複雑なケアラーの気持ち。
・要介護者本人と社会とのかかわり。(それをお手伝いするのも、これまたなかなか大変です。)
・施設介護と本人の気持ち
・施設介護と家族介護者の気持ち
・施設でのケア、病院でのケア、自宅でのケア・・・いづれにしても、家族はなかなか忙しなくやることがいつもいっぱいです。
・看取りについて
・仏事あれこれ(悲しむ間もなくやることがいっぱい・・・)
・私のこれから
・ポストケアラーと仕事復帰
・シングルケアラー、いつまで仕事していつ隠居するか。(そんなことも、結局自分で決めるのかな・・・決めるんだろうな。)
・これからの自分自身の生活、住まい。
・自身の健康管理のこと(いろいろあるけど、まずは自分自身も元気でいたいですね。)
・・・・などなど。
私たちシングルケアラーの多くが、誰かのお世話をしていたり、またこれまでお世話してきたり(現在はポストケアラー)・・・
要介護者である家族のために、本人に代わって様々な選択や決断をすることが多いのが現状です。
命に対する重要な場面を経験してきたことも、めずらしくありません。
ただ、じゃあ私のことは?
私のことは、誰かが代わりに決めてくれるのかな?
・・・もちろん個人によって違いはありますが、あれこれ自身で先々の見通しをたてておくことがつい頭をよぎるのも、シングルケアラーにありがちなのかも知れません。
もちろん、私たちの人生だってこれから何があるかは誰にもわかりませんが、誰かを介護してきた私たちだからこそ、家族のために大事な選択や決断をしてきたからこそ、その重みも知っています。
自分以外の誰かを想い、考え、悩み、決断することは、とても重いものです。
だからこそ、自分のことに置き換えたとき考えてしまうのかも知れません。
ケアラーにとって介護は「生活」であり、人生の一部です。
しかし、そこにあるいくつもの想いはずべて「尊いもの」だなと思います。
それがたとえ、「幸せ~!」な感情ばかりではなく、「むかつく~!」なんて感情であったとしても(笑)
たぶん、どれも間違いではないし、どちらか一方が正しいものでもない。
どちらも全部が介護で、想いで、尊い。
新年度は、新たな活動スタイルで5月に始動する予定です。
今、着々と世話人会でその準備を行っております。
いろいろ具体的に動き出すときがきましたら、またこのホームページでお知らせいたします。
みなさま、今後とも「長崎シングル介護を考える会」をどうぞ宜しくお願いいたします。
本日もありがとうございました。
参加された皆さま、お疲れ様でした。